乾燥肌は年齢と関係があるのでしょうか?

年齢とともに乾燥肌は進行していきます


肌が乾燥しているか否かを決めているのは、肌内部の水分量です。

年齢を重ねるとともに、肌内部の水分量を決める天然保湿因子や角質細胞間脂質の量も減っていくのですが、性ホルモン分泌量の減少とともに肌の保湿に関係する皮脂分泌量も減っていきます。

皮脂は肌表面で膜をつくり、肌内部からの水分蒸発を防いでいるのですが、この働きが十分機能しなくなるために乾燥肌が進んでいくのです。

「加齢」と「老化」は異なるものです

年を重ねるごとに、それまでには無かった身体の変化を感じたとき、人は「老化かな」と思うことがあります。

また、年を取るとともに身体が老化していくスピードを少しでも遅くしようとする「アンチエイジング」という言葉や「加齢」という言葉もよく耳にするようになりました。

「老化」と「加齢」は同じもののように使われることが多いのですが、厳密にいうと両者には違いがあります。

「加齢」とは、人が生まれてから死ぬまでの時間の経過を指しています。

つまり、暦年齢のことを指しているので、生年月日が同じ二人の人がいれば、加齢は同じものということになります。

一方「老化」とは、20~30歳の成長期以降に、すべての人に加齢とともに起こる生理的機能の低下のことを指します。

この生理的機能低下には、加齢以外の要因も関係します。

例えば、遺伝や生活スタイル、環境や食生活などです。

そのため、誕生日が同じ人であったとしても、老化の進み方は異なるのです。

体内の細胞は日々生まれ変わっています


女性たちがお肌の美しさを追求するようになり、よく耳にするようになった言葉に「ターンオーバー」があります。

日本語では「代謝回転」とも呼ばれますが、これは細胞や組織が新しい細胞を合成する一方で、古い細胞を分解することで新旧が入れ替わりバランスを保つという意味があります。

ここでは、肌のターンオーバーについて紹介します。

肌は表皮、真皮、皮下組織の3層構造になっており、さらに表皮は下から基底層、有棘層、顆粒層、角質層の4層構造になっています。

肌の新しい細胞は基底層で生まれます。

その後、形を変えながら肌表面の方向へと押し上げられ、最終的に核が抜けた死んだ細胞である角化細胞となり、垢となって剥がれ落ちます。

このターンオーバーのスピードは、身体の部位によって異なります。

基底層から顆粒層まで細胞が押し上げられるのに要する時間は14~42日と幅があるのに加え、角質細胞となって剥がれ落ちるまでにも要する時間は異なります。

肘より先の前腕部では20日前後を要するのに対し、顔の頬周辺では10日前後と短くなっています。

そのため、顔の肌は他の部位と比べてターンオーバーのスピードが速いといえるでしょう。

しかし、年齢を重ねるとともに新陳代謝は低下していきますので、ターンオーバーにかかる時間も徐々に長くなっていきます。

年齢とともに肌の水分量は減少し乾燥肌になっていきます

乾燥肌を見極めるポイントは、肌の表面や内部に含まれる水分量です。

肌の水分量の決め手となっているのは、皮脂、天然保湿因子、角質細胞間脂質の3つです。

年齢とともに天然保湿因子や角質細胞間脂質の量も減っていくので、肌内部で水分を抱え込む能力が低下、肌内部は乾燥しやすくなります。

さらに、肌から水分が蒸発していくのを防ぐ皮脂分泌も減少していきます。

皮脂は、汗と皮脂が混ざり合ったものでできており、肌表面を天然のクリームのように覆っています。

そのため、肌内部から水分が蒸発していくのを防ぐのに、大きな役割を担っているのです。

皮脂を分泌するのは皮脂腺ですが、この皮脂腺の大きさは男性と比べ女性のほうが小さめです。

それに加え、皮脂分泌は性ホルモンの影響を受けます。

女性の場合、30~40歳頃になると性ホルモンの分泌量が減少するため、お肌表面を覆うものが不足してしまい肌内部の水分が蒸発しやすくなってしまうのです。

(まとめ)乾燥肌は年齢と関係があるのでしょうか?

1.年齢とともに乾燥肌は進行していきます

年齢とともに皮脂分泌は減っていきます。

そのため肌表面に十分な皮脂膜が作られなくなり、肌内部から水分が蒸発していきます。

また、天然保湿因子や角質細胞間脂質も減っていくために、乾燥肌が進行していくのです。

2.「加齢」と「老化」は異なるものです

老化とは生まれてから暦年齢とともに進む、身体の生理的機能の低下のことを指しています。

今のところ、遺伝子が老化に関与しているかは不明ですが、日常生活の過ごし方によって老化の速度は個人差があると考えられています。

3.体内の細胞は日々生まれ変わっています

お肌の状態は、新しい細胞が生まれるとともに古い細胞が剥がれ落ちていくターンオーバーによって保たれています。

ターンオーバーのスピードは身体の部位によって異なるとともに、加齢や生活習慣の影響も受けているようです。

4.年齢とともに肌の水分量は減少し乾燥肌になっていきます

肌の保湿に関与する皮脂は、肌表面に皮脂膜をつくることで、肌内部からの水分蒸発を防いでいます。

しかし、年齢と共に分泌が減少する性ホルモンの影響で皮脂分泌が減り、皮脂膜が十分に作られなくなることで、乾燥肌になりやすくなってしまいます。

楽天ショップの商品ページ 楽天ショップの商品ページ

関連記事

ページ上部へ戻る